Works of Art

Tiara

La Flore de Mikimoto(仏語:ラ フロール ドゥ ミキモト)」

La Flore de Mikimoto」は、創立110周年(2017年)を記念して創られた作品です。“女性が夢を抱く美しさ”をテーマとし、花の女神(La Flore)がもたらす「やわらかい春の風」をイメージして制作されました。

デザインはティアラでは珍しいアンシンメトリーとなっており、春の風にそよぐマーガレットにはわずかな動きで揺れ輝くトレンブラン、花芯にはケシ定め、やわらかくほどけるようなリボンにはミルグレインをはじめとした高度な技術が施され、明治の創業から110年間 引き継がれてきた伝統技術の結晶ともいえる作品に仕上がっています。

このティアラには、20代の若手から60代のベテランまで総勢30名ものクラフトマンが携わり、各々が積み上げてきた技術を重ね合わせ完成させました。「La Flore de Mikimoto」の制作を通じて若手クラフトマンへの技能継承も同時に目指し、1年以上の歳月を費やして創られたこの作品は、“女性が夢を抱く美しさ”を、上品で高貴なティアラとして表現しています。

長きに亘り紡がれてきた伝統ある技術を、私たちは花の女神(La Flore)の息吹に乗せて、更に次の世代へと継承していきます。

仕様 アコヤ真珠(計254個)、ダイアモンド(計106.76ct)、ホワイトゴールド
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